こんにちは!局地的な盛り上がりを見せているクロスバイク改造物語ですが、コンポ導入編です。多分、読んでいただくと、自転車ってこういう風にできてるんだーと追体験いただけると思います!自転車クラスタ界隈では新型デュラで盛り上がっていますが、謎の魔改造話を続けます(笑)
やっぱりドロップハンドルだよね
はい。前回まででとりあえずブルホーンにし、ホイールのメンテナンスも済みました。しかしながら、やはり荒川を颯爽と走り抜けていくロードからは程遠い感じ。彼らをマジンガーZだとすると、どうもボスボロット感が漂います。こうなったら、ドロップハンドルを導入しつつ、STIをパイルダーオンするしかない!と思うに至ります。
何を目指すか?
ではドロップ&STIを導入し、ロードバイク化を目指すにあたり、基本方針を考えます。当時の私はジオメトリなどという高尚な概念は存じ上げませんので、「ドロップにSTIにキャリパーブレーキならロードじゃね?」ぐらいのノリでGOALを設定いたしました。
ロードバイクとクロスバイクの違いって何?
クロスバイクは街中の使用やちょっとした郊外までのスポーツライドなど幅広いオケージョンで使えるように設計されている自転車です。反対に、ロードバイクは速く遠く走るのに特化した自転車です。そのため、クロスバイクは砂利道やちょっとした段差にも耐えられる太めのタイヤが使われ、制動力が強いVブレーキが使われています。ロードバイクは軽量化が図られ、タイヤは細く、急な制動でホイールロックをしないように繊細なコントロールが可能なキャリパーブレーキ(最近はディスクブレーキ)が使われています。
さらに、本質的にはジオメトリと呼ばれるフレームの設計が大きく異なります。クロスバイクといえばということで、GIANTのEscape R3と、ロードバイク、Trek emondaを比較してみます。
クロスバイク Escape R3 | ロードバイク Emonda SLR | ||
A | シートチューブ | 500 | 496 |
B | トップチューブ | 565 | 543 |
C | ヘッドチューブ | 170 | 131 |
D | ホイールベース | 1015 | 981 |
E | チェーンステー | 425 | 410 |
F | ハンドルリーチ | 384 | 386 |
見ての通り、自転車の長さと考えてよいホイールベースが長く、また、ヘッドチューブが長いのがわかります。つまり、クロスバイクは自転車が長いので直進の安定性が増し、やわらかい乗り心地になるが、クイックなハンドリングは苦手、また、ヘッドチューブが長い=ハンドルの高さが上がるので上体が起きてきますので、あまりきつい態勢にならずに乗ることができますが、体重をペダルに乗せにくくなるので、スピードは出にくくなるというわけです。
「ロード化」にむけたハードル
とはいえ、こんな理屈は当時は知りませんので、とにかく見た目で勝負です。ドロップハンドルにしてSTIにするには、、、ということで考えます。
ホイール
いまのホイールではSTIが使えるスプロケが使えません!よって買い替えです。ここで1つだけいいことがありました。ロード用のホイールは幅が130mmです。一方でMTBは135mmです。クロスバイクは135mmであることが多いのですが、なんとLANDROVER号は130mmだったので、ロード用ホイールが使えました(笑)
ワイヤー受けが右側1つしかない
最近は内装が増えましたが外装の紐式コンポを見ていただくとダウンチューブの途中に変速用のワイヤー受けがあると思います。LANDROVER号はこれが右側(リア側)しかないのです!これは大問題でした。変速つけてもワイヤーを受けられなければフロントの変則ができません><
ブレーキの取付穴
当然ながらロードバイクにはキャリパーブレーキを取り付ける穴がありますが、クロスバイクのLANDROVER号にはそんなものはなく、Vブレーキ用のダボのみです。一応、泥除けを止めるための穴があるのですが、そのままつけてもホイールとの位置が合わないのです。
改造作戦検討
コンポ
まず、コンポの選定です。よくコンポはなんでも変わらん!みたいな話がありますが、まあ、、、変わりますよね。というのはいいとして、直近では12速化の波が来ていますが、アップグレードの時に出費を増やさないためにも、やはり定番の105以上をお勧めします。ということで105のグループセットを調達することにします。
ホイール
ホイールは交換です。そんなにお金をかけられないので、リーズナブルかつ11Sのスプロケをつけることができるものを探すことにします。
ブレーキ
ブレーキは105を付けるのですが、上述の通り穴の位置が合わないのです。よって、フロントはフォークそのものを換装してしまう!いっそのことカーボンフォークに!ということで、ハンドル編で行ったスレッド式ではなく、ヘッドパーツを変えて、アヘッド式にするという大工事に。ヘッドパーツとヘッドパーツを外す道具、圧入する道具、カーボンフォークが必要になります。
リアは合わない距離分を無理やりアダプターを作って合わせる作戦に。(まったくもってオススメしません><)ということで、おもむろにアルミの角柱を注文(笑)
チェーンリング取り付け
105を取り付けるためにはホローテックにしないといけません。我がLANDROVER号がホローテックなわけもなく、ボトムブラケットを変更する必要が生じます。従ってねじ切り式のホローテックのBBと、今ついているBBを外すためのBB外し工具が必要となります。
ワイヤー受け問題
ワイヤー受けが無い問題を何とかしないといけません。いろいろバンドとか探したのですが見当たらず、最終手段に打って出ます。フレームに穴開けてワイヤー受けを取り付けるという荒業に。幸いにして?シマノからアウターストッパーという部品がでているのです。これを取り付けられば勝利です!問題はどうやってこれを取り付けるためのネジ穴を設けるか…。
ということで、実際の部品調達は次回に続く!!
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