クロスバイク大改造 フロントフォーク導入編

みなさん、こんにちは。ではいよいよ佳境に入ります。調達した物資を使って組み立てを開始します。まずは前から行きましょう。フロントフォークの取り付けです。これによりアヘッド式への変更ができるのと、課題だったブレーキ穴を確保できるようになります。

今回の作業はそれなりにリスクを伴います。真似する人はほとんどいないとは思いますが、くれぐれもその際は自己責任でお願いします!

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作業手順

以下の手順で紹介します。

  1. 今ついているヘッドパーツの取り外し
  2. 新しいヘッドパーツの取り付け
  3. フロントフォークの位置合わせとコラムカット
  4. フォークの固定

ヘッドパーツ取り外し

もっともビビる作業の一つですね!ヘッドパーツの取り外し。ヘッドワンリムーバーという道具を使います。みんな大好きタコさんウインナー型の工具です。この頭のほうからヘッドチューブに差し込んでいくと、足の部分がヘッドパーツの部分に引っかかるので、頭の部分をハンマーでぶっ叩くというマッチョな代物です。

まずフォークを抜くと左の写真のようになっています。スレッド式なのでネジで止まっています。これをスパナで外すと右のようにベアリングが見える状態になります。この状態でフォークを抜き取ります。

次に先ほどのタコさんウインナーことヘッドパーツリムーバーを差し込み、左の図のような状態にした上で、先端をハンマーでたたきます(上・下ともに)。ラバーハンマーがあるとベターですが、なかったので木の板を挟んでたたきました。すると圧入されていたパーツが取れて右の写真のようになります。すっきりしましたね!

ヘッドパーツ取り付け

今度は新しいヘッドパーツを取り付けていきます。なお、取り付けようとしているフォークの径は上から下までストレートな形状で28.6mm(1-1/8インチ)のモノなので、ヘッドパーツもそれに合わせています。道具は圧入工具というものを使います。(私が購入したものは廃盤なので似たようなものを張り付けています)。

ヘッドパーツの圧入はすごい力で押し込みますので、とても手では無理です。そこで上下からボルトで締め上げて入れるのですが、ここで注意が必要です。

この圧入は下手をすると最悪ヘッドチューブが壊れる=フレームが使い物にならなくなるという自転車いじりの中でもかなりハイリスクな作業です。中にはホームセンターで長いネジとワッシャー、ナットでやってしまう猛者もいるようですが、圧入中に上下のヘッドパーツが常にど真ん中に位置していないといけないので、ここは道具を用意すべきと思います。

ヘッドチューブに上下のパーツを取り付け、工具で締め上げます。くれぐれも中心からずれないように…。

フロントフォークの位置合わせとコラムカット

一応山場はクリアです。ヘッドパーツが付いたらフォークを差し込みます。コラムスペーサー、ステムを取り付けて位置を確認してから飛び出ているコラムをカットします。このカットですが、乗ってみないとポジションはでないので、もう一度切るつもりで長めに切りましょう

カットは軸に対して直角に切らないといけないので、素手では無理です。そのため、ソーガイドという道具を使います。これを万力でしっかり固定し、切りたいところに充てて、のこぎりで切断します。のこぎり自体は100均のもので大丈夫です。ただ、すごいカーボンの粉がでるのでマスクをして作業しましょう。※部屋が粉だらけになって後悔しました(笑)

フォーク取り付け

最後は簡単です。フォークを差し込み、固定するだけです。この固定には2種類の方法があります。1つはスターファングルナットという星形の金具をフォークのコラム内部に圧入する方法。もう一つはプレッシャーアンカーという金具をコラムに入れる方法。どちらもコラムの中に入れて、トップキャップのボルトが刺さるようにするための部品です。スターファングルナットは叩いて圧入、プレッシャーアンカーは差し込んでボトルでしめて固定&再利用可能という違いがあります。私は圧入という工程が基本的に嫌いなので、プレッシャーアンカーを使っています。

ということで、まずはフロントフォークの取り付けでした!引き続きよろしくお願いいたします。

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