鍵の話

こんにちは!ようやくクロスバイク大改造がひと段落したので、ちょっと別の話でもしてみたいと思います。私がロードバイクに乗りはじめて最初に思ったのは、「盗まれるのが怖すぎる」ということでした。Twitterでロードバイクアカウントを早めに作っていたこともあって、やたらとみんな盗まれているんですよね。そうなるとやはり気になるのが「鍵」となります。ロードバイク初心者の方、参考にしていただけると幸いです。

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鍵のグレード

ロードバイクの鍵で有名な「ABUS」は15段階のグレードを設定しています。数字が大きくなるほど頑強です。目的に応じて使い分ける提案をしています。→ABUS 日本オフィシャルサイト

ポイントは”丈夫さと軽さがトレードオフ”であること、よって”使い分けが重要”ということです。

私が購入した鍵たち

私は結果的に5種類のカギを購入することとなりました(笑)

ABUS ブレードロック

これが最初に購入した鍵です。正確にはロードではなくブロンプトンを購入したときに一緒に購入しました。これはチェーンやワイヤーではなく金属のプレートでできたカギなので、そこらのワイヤーカッターなどでは文字通り歯が立ちません。上記のグレードでいうと”7”になります。これは間違いなく丈夫です。しかし結果的には文鎮になっております。

◆良い点

  • ブレードがきっちり折りたためるので意外とコンパクトになる。
  • 作りの精度が高い
  • ゴム製のホルダーがついていてフレームに取り付け可能

◆悪い点

  • とにかく重い。間違って足に落としたら泣くレベル(900g)
  • ロックできる長さが短い=ホイールは持っていかれる可能性が残る。

クリプトナイト

最強の呼び声も高いクリプトナイト。U字ロックに加えてワイヤーがついています。U字ロックでフレームと柱などをいわゆる「地球ロック」しながら、このU字ロックにワイヤーを通すことでホイールを守るというような使い方ができます。こちらもフレームに取り付けるアダプターがついています。ただ、本当に重いです。通販では見られないのでよくわかりませんでしたが、届いてみて驚愕しました。

◆良い点

  • U字ロック自体はかなり頑強。ワイヤーカッターでは無理。
  • ワイヤーでホイールまで守れる。地球ロックも可能。

◆悪い点

  • かなりさかばる
  • 激烈に重い!(1.6kg!!

ABUS チェーンロック 1500

これはかなりお気に入りで使っています。4㎜のチェーンを布で覆った形状になります。布で覆うことでチェーンカッターがチェーンのリングをつかめないように工夫されています。長さも110cmあり、前後輪は無理でも片方のホイールにかけつつ、ギリギリ地球ロックができるかできないかという感じです。重さは350gと今までのものと比較するとかなり実用的な重さです。ABUSのレベルでいうと”3”となります。

◆良い点

コンパクトで比較的軽め(350g)

◆悪い点

特段見当たらない。

OTTOLOCK

お次はOTTOLOCKです。もともとはクラウドファンディングから出てきた鍵ですね。私はファンディングで入手しました。一時期最強の鍵と話題になりました。構造としては金属のプレートとケブラー繊維を束ねてプラスチックでコーティングしたような素材になっています。ワイヤーカッターは力が分散すると破断力が弱くなるので切れにくいという理屈です。しかもそれだけの防御力を持ちながら重さが175gと軽いジャージの背中にいれていると忘れるレベルです。ということで愛用していたのですが個体差の可能性もあるのですが、どうもこのダイヤルキーの精度が悪いのです。数字があっていても銀色の解除ピンがスパッと押せなくて建付けが悪いことが多かったです。そんなある日、ついにロックがびくともしなくなってしまいました。たまたま近くにホームセンターがあったので、人目を気にしながらカットする羽目になりました。防犯上、何を使ったかは書きませんが、5分ぐらいでカットしました。

金属のプレートとケブラー繊維が見えますね。

CROPS ワイヤーロック

お次はCROPSのワイヤーロックです。サソリのマークのやつです。コイル式のワイヤーとダイヤルロックというのが特徴です。とにかく軽いです。100gを切ります。そしてコンパクトでありながら、180cmのワイヤーということで、フレーム、前後ホイールをカバーできます。ダイヤルのつくりも精度が高く不安なしで実は一番普段使いしている鍵となります。

◆良い点

  • 軽い!!(93g)
  • 長い!!(180cm)
  • コンパクト

◆悪い点

  • 弱い!!(ワイヤーカッターでいちころ。)

カギに対する考え方とチョイス

どんなバイクを誰から守るのか?

結局のところ、カギで盗難を100%防ぐのは不可能です。話によれば窃盗団がバンで乗り付けてロードバイクをすかさず車に放り込んで行ってしまったという話もあるぐらいです。従って誰から守るのかを考えるところからスタートしたほうがいいでしょう。

通勤や通学で使っているバイクの場合、不本意でも長時間駐輪場等においておかざるを得ないということかと思います。従って窃盗のプロにかかってはアウトですが、なるべく時間を稼ぐことで、あきらめさせるための鍵というチョイスになると思います。駅までというような使い方であれば重さ自体はあまり問題ならないないと思いますので、クリプトナイトなどが選択肢に入ってくると思います。

一方で、ロングライドを楽しむというような使い方のロードバイクの場合は基本的には「離れない」という防御策となります。とはいえ、食事やトイレなど目を離すタイミングはありますので、そうしたときに守るための鍵ということになりますので、軽量な鍵にしておき、防犯は目立つところに置くとか、食事も自転車が見える席に座るなどということが基本的な対策になるでしょう。鍵自体で守り切るというのは無理だと思っておいたほうが得策です。また、ロングライドやヒルクライムをすることを考えると1キロ近くする鍵を持つのは、ロード本体を軽くしようとしていることを考えると避けたい選択です。

私の運用

私の場合、OTTOLOCKを中心に運用していたのですが、上述の通り壊れてしまいましたので、ほぼノンストップライドの場合はCROPSロングライドだったりグルメポタなど飲食が多くなりそうな場合はABUSのチェーンロックを使用しています。止める際はなるべく車道よりには置かない(車に放り込まれにくいように)、人目の多いところに置くリアライトを点滅させておいてすぐ帰ってくる雰囲気を作っておくというようなことを心がけています。

みなさん、しっかり愛車を守って楽しくライドしましょう!

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