皆さんこんにちは!今日は卵の殻の活用について書いてみたいと思います。
- なるべく無駄なものを出したくない方
- エコな生活を目指している方
- 夏野菜の尻腐れ病に悩む方
- 最近葉っぱの元気がないと思っている方
- 是非ご覧ください。
石灰肥料?
さて、家庭菜園をしていると石灰肥料を使ってくださいというようなアドバイスを受けることがあります。肥料といえば鶏糞・牛糞・油粕が思い浮かびますが、窒素・リン酸・カリのバランスで評価されますよね。石灰ってなんやねん!と思っておりました。
石灰肥料の役割
石灰肥料の役割はいくつかあるようです。まず、日本の土壌は雨がやや酸性であることから放っておくと酸性に傾きます。酸性土壌が好きなスギナが生えていると間違いなく賛成です。一般に野菜類はあまり酸性に傾くと生育が悪化します。したがってアルカリ性に戻す必要があるわけですが、その時に使われるのが石灰肥料です。
石灰肥料の種類
石灰肥料の種類は様々あります。
生石灰(CaO)
石灰石を高温で熱したものです。乾燥剤などにも使われます。水をかけると熱がでるやつですね。
消石灰(Ca(OH2))
生石灰を水と反応させたもの。水酸化カルシウムです。
苦土石灰
苦土石灰とはドロマイトという鉱物を熱したもので、マグネシウムを含む石灰となります。マグネシウムは植物に必要な微量栄養素です。
有機石灰
牡蠣殻をはじめとする生物由来の石灰ですね。
ということで、いろいろあって訳が分かりませんが、即効性が高いものから並べてみました。即効性とは土壌をアルカリ性に持っていく強さです。したがって分量を誤ると大変なことになるわけですね。
あまり肥料のお金をかけたくない(笑)
ということで、我が家も尻腐れ病に悩まされたり、キュウリの葉をウリハムシにやられたりと様々な課題があるわけですが、こうしたトラブルの解決策の一つに石灰肥料があります。しかしながら、お金を出してまで牡蠣殻を買う気にもなれない、、、、、と朝ごはんを食べながら考えておりましたら、目の前にありました(笑)。卵の殻です。
卵の殻の活用
ということでググってみるとやはり同じようなことを考える方がたくさん!そこから卵の殻を集めまして、以下のように400gほどになりました。
卵の殻の活用方法は2つありました。一つは単に細かく砕いて畑に有機石灰として使う方法。もう一つは酢に溶かしてから使う方法です。
有機石灰としての利用
こちらは簡単です。とにかく砕く。
酢に溶かしてから使う方法
卵の殻はそのままでは水に溶けません。この殻をお酢に入れます。すると酢に殻が溶け込み、酢酸カルシウム水溶液ができます。こうすることで水溶性のカルシウムとなるため、植物が取り入れやすくなるという理屈です。
早速作ってみる
まずは卵を粉砕しました。説明することもなくフードプロセッサーで細かくします。我が家ではフードプロセッサーを使って粉みじんにしてみました。かなり微粉が舞うので要注意です。しかしながら、あっという間に出来上がりです。
お酢200ccに対して卵4個分ぐらいの殻を投入します。溶け切らないものは残るので、ざっくりで大丈夫です。
お酢と反応してぶくぶく泡が出ますが、慌てずに放置です。見た目は悪いですね(笑)
一晩ほど置いておくと反応が収まりますので、コーヒーフィルターで残った殻を漉しとってできあがりです。
さらに早速使ってみる
まずは粉砕した殻から。景気よく畑にまいてみました。花咲じいさんの気分です。畑が白くなりましたが、即効性があるわけではないので、現時点では白くなっただけです(笑)。徐々に効いてくれればいいのです。
次に酢酸カルシウムです。スプレーで葉面散布をしますが、300~500倍に薄めて使います。手持ちのスプレーボトルにいれて蒔いてみました。こんなに薄めたら効かないんじゃないか?と思い匂いを嗅いでみましたが、しっかり酢の匂いがします!景気よくキュウリ、ナス、ピーマンにかけてみました。トマトの尻腐れ病が一番わかりやすそうですが、シーズン終わっちゃったんですよね。
ということで卵の殻を使った肥料づくりをご紹介しました。さて、効果はどうなるでしょう?!様子を見ていきたいと思います!
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