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知的燃料貯蔵エリア。

日本人3.0の幕開け

by arcus_f on 2011年3月17日

Mindbooster!!へようこそ。

非常に寒い夜になっています。試練の日が続いています。

被災地の方々とは比較になりませんが、私の周辺でもジッとこらえている日本人の姿を感じます。言いたいこともたくさんあるけど、今は黙って自分のやれることをやろうとしている姿です。仕事、家族の世話、募金 ---。

大地震、大津波、原発事故、停電、厳しい寒さ、と次々と襲い掛かる災難を国難と捉えて、ひとつの目標 -災難の克服- に一致団結し、歯を食いしばっている状態です。

今回の記事は、一つの目標に向かって団結した日本人が、これだけの精神的肉体的プレッシャーを経験することによって、今後のメンタリティーが変わらないはずがないと思ったのがきっかけです。

戦後の高度成長期のがむしゃら成長時代がおそらく日本人1.0なのではないかと思います。みな等しく努力することによって等しく豊かになれるビジョンを共有できる世代。

その後、バブル期以後の世代。成長率も停滞、物質的な豊かさは一通り充足し、価値観が多様化。所得格差、失業率の拡大など、自分の将来像が明確に描けなくなった世代。一方で厳しい社会環境を受け入れ、飲み込みつつ、消費社会からほどよい距離感を保ち、自らの生活の中で「楽しさ」を見出す世代。これが日本人2.0。

先日行ったセミナーで聞いた話として、「イマドキノワカモノ」は、自らの毎日の生活の中に自分で楽しみを見出しているという話を聞きました。

毎日の通勤経路の中で撮る「写真」、たまに家で作るレストランと見まごうばかりの趣味ディナー。ニセモノブランド品も開き直って上手に使いこなしてしまうファッション。企業によってつくられた消費者像を消費をして得る満足ではなく、自らの意思で見出した楽しみを追求するという生活スタイルです。だから、自らのアイデンティティーを作るための高級車もブランド服飾品も要らないわけです。自らの欲求相応の昨日をもったモノを求める世代です。

このような「消費社会からの離脱」が始まっているところで、今回の災害が発生した。

日本人全体が、国家という視点を意識し、人命・環境・エネルギーのありがたみを、極めて緊迫した状況下で実感するという異常な経験をしています。それを克服した後、もとの個人主義的消費社会に戻るとは考えにくい。

より環境コンシャスで、環境技術先進国としての日本という国家を意識し、それを世界に広げようと考えるようになるのではないか、そのために努力する若者が増えるのではないか、と想像します。

厳しい社会環境の中に実を置きつつ、自らの背丈にあったロハスな生き方に楽しさを求めつつ、地球環境、国家を意識し、より社会に対して主体性を持った日本人。これが日本人3.0-。

映画スタートレックを見られたことのある方はご存知と思いますが、「23世紀の地球は、貧困や戦争などが根絶されており、見た目や無知から来る偏見、差別も存在しない、ある意味で理想的な世界と化している。貨幣経済はなくなり、人間は富や欲望ではなく人間性の向上を目指して働いている。」(Wikipediaより)とされています。

そういった方向へ進むターニングポイントを、今回の悲惨な事件をバネに、我々日本人が作り出したいと思うわけです。

このおきてしまった痛ましい災害を乗り越えて、皆で日本人3.0になりたいという願望です。

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